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2006.10.10 空からの力
空からの力

1. 未確認飛行物体接近中(急接近ミックス)
2. 登場
3. 見わまそう
4. 大掃除(feat. T.A.K. THE RHYMEHEAD)
5. コードナンバー0117
6. フリースタイル・ダンジョン
7. 空からの力(インストゥルメンタル)
8. 同(パート2)
9. 星の死阻止
10. 地下鉄
11. スタア誕生
12. 行方不明
13. 真実の弾丸
14. コネクション
★★★★★★☆☆☆☆

当時のジャパニーズHIPHOP界にまさに来襲したキングギドラのファーストアルバム。現在最前線で活躍するZEEBRAと、日本で最初に単語単位でのライミングを行ったK DUB SHINE、そしてDJ OASISの2MC、1DJが彼らだ。
このアルバムはそこで『これを聞かなきゃHIPHOPは語れない』だとか『これがリアルHIPHOPだ!』とか言われるが、僕は決してこれを聞かなくてはならないとは思わない。僕は、生で体験したわけではなく、その『すごいこと』も今となっては『当たり前』なわけで普通に受け入れてしまう。それだけにこのアルバムからよさを見出すのに大変苦労した。しかしこのアルバムはただ古っぽいだけと切り捨てるにはあまりにもったいない。このアルバムは純粋で自由にHIPHOPをやっているのだ。
今とは全然違う声の2MCは若々しく張りがある。特にK DUBは別人のように生き生きとラップしている。

現在は T.A.K THE RHHHYMEとなったRHYMEHEADをゲストに招いた“大掃除”はピアノをメインとしたトラックとは思えない地味さに、おもしろリリックをまじめにフローするのが面白い。特にZEEBRAの「ジーブラ シに濁点 棒でフに濁点 ラは濁点無くて」のラインは注目すべき。普通に織り交ぜられられてるのがすごい。そのマイクを受け取ったRHYMEHEADは今ほどじゃないがもう、ねちっこさの片鱗を見せている。この曲は最後のK DUBが掻っ攫っている。彼はすでに、言葉遊びを十分にマスターしている。「位置に三途の川~死亡数10」というリリックに数字を織り込む技術は当時にしてみれば斬新であり、大胆なことだったずだ。

他にもK DUBの中でも最高レベルの社会風刺の“スタァ誕生”は生々しい描写が非常にリアルで軽い戦慄さえ起こしそうだ。最終的にはこういう終わり方をすることは予想できたが、それにしても現実味を帯びている。

「暴れん坊リリック」「骨付きカルビの焼肉」などのラインが飛び出すコードナンバー117”はHOOKというか間奏のぼやきと相成って面白いし、トラックからアングラ感がむんむん漂ってくる。

2MCのスキルは当時から高く、今より自由なリリック構成は次にどんな言葉が飛び出すか期待してしまう。全体的に地味なトラックも聞き込めば味が出るようなものが多い。しかし、正直あまり楽しめるアルバムではないと、僕は思ってしまうのだ。やはりリリース当時に聞いて、その凄さを肌で感じたかったというのが素直な気持ちなのだ。
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