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2007.02.10 最新兵器
最新兵器

1. 最終兵器(DJ CELORY Remix)
2. UNSTOPPABLE(DJ WATARAI Remix)
3. 公開処刑(KARANG Remix feat.BOY-KEN,TURBULENCE)
4. トビスギ~Don’t Do It~(DJ YUTAKA Remix)
5. F.F.B.(DJ MASTERKEY Remix)
6. リアルにやる(MURO Remix)
7. 911(Remix:FIRSTKLAS)
8. 真実の爆弾(INOVADER Remix Clean Version)
9. 平成維新 feat.童子-T&UZI(BEN THE ACE Remix)
10. マネーの虎(D.O.I.Remix feat.BIG-O)
11. 友情(AQUARIUS Remix feat.DELI)
12. ジェネレーションネクスト(SAKURAリミックス:DJ OASIS)
★★★★★★★☆☆☆

【最終兵器】のremixアルバムである今作は、原作よりもかなり聞きやすくなっている。特に聞きづらかった後半の作品には、HOOKにDELIやBIG-Oを招き彼らの独特の声が、曲のいいスパイスとなっている。中でも“マネーの虎”のZEEBRAのHOOKや曲そのものの感じが苦手だった僕にとってはこの聞きやすさはなかなか大事。

序盤のウェイトを占めていた曲は軒並み疾走感というものは失われたが、それぞれがワンランク上の曲になっている。特にDJ WATARAIがREMIXを担当した“UNSTOPPABLE”とDJ MASTERKEYがREMIXした“F.F.B”は両トラックメイカーの作る楽曲のヤバさを再認識できる。もはや原曲の面影はリリックのみという変わりようだが、聞かせるという点ではこちらが確実に上。

“UNSTOPPABLE”はWATARAIらしいロック調のギコギコしたトラックに2MCの声が栄える一曲。原曲が力押しで突っ走っていく感じなら、こちらはベテランらしい冷静な指し手で進んでいくような感じ。
“F.F.B”はもう原曲の軽いノリなんて忘れてしまいそうな最高のトラック。むしろ、トラックかえるだけでここまで変わるものなのかと感心してます。
リリック自体は何も変わっていないのに、これは名曲の域。MASTERKEYはやっぱりすごい。

他にもMUROがバースをキックしている“リアルにやる”は非常にシリアスなトラックに、存在感抜群なMUROがすごい。そしてこの三本マイクって実際かなりすごいトリオ。本当にしびれる。

逆に“最終兵器”や、名曲“平成維新”あたりは全然ダサダサになっている。
雰囲気に合ってないし、ちょっと気になる。

元のアルバムを聞いて、満足できなかった人は聞いてみることをオススメするけど、聞きやすくて不満な人もいるかと思う。独特の重さが好きな人にはオススメできない一枚。
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2006.10.11 最終兵器
最終兵器

1. 最終兵器
2. UNSTOPPABLE
3. 公開処刑 feat.BOY-KEN
4. トビスギ(Don't Do It)
5. F.F.B. (Album Version)
6. リアルにやる
7. 911 (Original Version)
8. 真実の爆弾
9. 平成維新 feat. 童子-T & UZI
10. マネーの虎
11. 友情
12. ジェネレーションネクスト
13. 夜明け
★★★★★☆☆☆☆☆

前作『空からの力』がHIPHOPを語るには欠かせないらしいクラシックとなったキングギドラはその後ソロ活動などを経て再び集結した。
このアルバムをリリースするにあたって、シングル曲の回収騒動(しかも、2枚も!)disについての話題などリリース前から注目を集めた。
正直なところ、ここまでお騒がせを連発させた割に、このアルバムはたいしたこと無いと思った。全体的に取り上げるテーマが大きすぎて、ラッパーの容量をオーバーしているとしか思えず、薄っぺらい。
“最終兵器”から“F.F.B”までは多種多様なトラックとリリックの面白さで聞き応えがある。
DRAGON ASH・KICKやRIPを真正面からdisった“公開処刑”は内容うんぬんとしてもBOY-KENの大騒ぎ感と内容のギャップがおもしろいし、ドラッグについてストーリー性のあるリリックと、サンプリングの疾走感あるトラックの融合がいい具合の“トビスギ”は各々のバースが『case』と表現されてるとこなど、細かいところまで気が利いている。そして、現在の遊女たちを、利便性からファーストフード・ビッチを皮肉っている“F.F.B”は軽い女の曲に見合うものすごく軽いトラックはキングギドラの曲か疑えるほど。
しかし、後半に行くにつれ、似たり寄ったりの雰囲気を出しているだけで正直聞きにくい。そのなかでUBGとABCの主MCが揃い踏みした“平成維新”はかなりの出来。とにかく緊迫感溢れるトラックはせまり来る何かを感じるし、4MCともスタイルに差があるので聞いていて飽きない。このアルバムの中で一番の出来だ。

歌詞カード曰く「このアルバムは~次の世代のためになにをすべきか、何を伝えていくか、社会はどうあるべきか~」というテーマを主にしているらしい。そして、K DUB曰く「言いてぇ事言うのがHIPHOP」と言うことでこのアルバムは言いたいことを言っているらしい。テーマ自体は大変素晴らしいものだと思うが、しかしどうもウソくさく聞こえてしまうのは僕だけだろうか…。
もはや覇気がなにも感じられないK DUBのぼやきフローに、不良な感じを前面に押し出すZEEBRAの言葉にはもはや説得力が消え去っている。このアルバムで世間一般のジャパニーズHIPHOPのイメージ、そして評価が悪くなったことは間違いないだろう。
2006.10.10 空からの力
空からの力

1. 未確認飛行物体接近中(急接近ミックス)
2. 登場
3. 見わまそう
4. 大掃除(feat. T.A.K. THE RHYMEHEAD)
5. コードナンバー0117
6. フリースタイル・ダンジョン
7. 空からの力(インストゥルメンタル)
8. 同(パート2)
9. 星の死阻止
10. 地下鉄
11. スタア誕生
12. 行方不明
13. 真実の弾丸
14. コネクション
★★★★★★☆☆☆☆

当時のジャパニーズHIPHOP界にまさに来襲したキングギドラのファーストアルバム。現在最前線で活躍するZEEBRAと、日本で最初に単語単位でのライミングを行ったK DUB SHINE、そしてDJ OASISの2MC、1DJが彼らだ。
このアルバムはそこで『これを聞かなきゃHIPHOPは語れない』だとか『これがリアルHIPHOPだ!』とか言われるが、僕は決してこれを聞かなくてはならないとは思わない。僕は、生で体験したわけではなく、その『すごいこと』も今となっては『当たり前』なわけで普通に受け入れてしまう。それだけにこのアルバムからよさを見出すのに大変苦労した。しかしこのアルバムはただ古っぽいだけと切り捨てるにはあまりにもったいない。このアルバムは純粋で自由にHIPHOPをやっているのだ。
今とは全然違う声の2MCは若々しく張りがある。特にK DUBは別人のように生き生きとラップしている。

現在は T.A.K THE RHHHYMEとなったRHYMEHEADをゲストに招いた“大掃除”はピアノをメインとしたトラックとは思えない地味さに、おもしろリリックをまじめにフローするのが面白い。特にZEEBRAの「ジーブラ シに濁点 棒でフに濁点 ラは濁点無くて」のラインは注目すべき。普通に織り交ぜられられてるのがすごい。そのマイクを受け取ったRHYMEHEADは今ほどじゃないがもう、ねちっこさの片鱗を見せている。この曲は最後のK DUBが掻っ攫っている。彼はすでに、言葉遊びを十分にマスターしている。「位置に三途の川~死亡数10」というリリックに数字を織り込む技術は当時にしてみれば斬新であり、大胆なことだったずだ。

他にもK DUBの中でも最高レベルの社会風刺の“スタァ誕生”は生々しい描写が非常にリアルで軽い戦慄さえ起こしそうだ。最終的にはこういう終わり方をすることは予想できたが、それにしても現実味を帯びている。

「暴れん坊リリック」「骨付きカルビの焼肉」などのラインが飛び出すコードナンバー117”はHOOKというか間奏のぼやきと相成って面白いし、トラックからアングラ感がむんむん漂ってくる。

2MCのスキルは当時から高く、今より自由なリリック構成は次にどんな言葉が飛び出すか期待してしまう。全体的に地味なトラックも聞き込めば味が出るようなものが多い。しかし、正直あまり楽しめるアルバムではないと、僕は思ってしまうのだ。やはりリリース当時に聞いて、その凄さを肌で感じたかったというのが素直な気持ちなのだ。
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