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2006.11.04 SCORE
score

1. BIO
2. DUB
3. 頭振
4. 1.2.PUNCH(ALBUM VERSION)(FEAT.BIGZAM)
5. FIRSTCLASS TRADER
6. ミチ(01 TO 02 MIX)
7. カンバン(ONE)
8. GOSUEENU(SKIT)
9. THE LIGHTS(VACA)
10. 天(ゼンゼンテン)
11. 後(ノチ)
12. APOLO
★★★★★☆☆☆☆☆

プロデューサーを三人に絞ることで、大幅に様変わりしたSUIKENのセカンドアルバム。前作よりもかなり落ち着いた作品。ゲストもBIGZAM一人だけで、40分もないアルバムに自分のHIPHOPを詰め込んだ感じだ。ともあれNITROの時見せた抜群の遊び心を放棄したわけではなく、ある程度肉付けしてあったものにオリジナルなスタイルを刷り込ませた感じ。

カッコつけまくりの一曲目の“BIO”からこのアルバムでやりたいことが大分鮮明に見えてくる。自分というものを誇示しつつも遊び心を忘れないソロならではのスタイルを確立した印象。
続く“DUB”はゆったりしたトラックだけど、ノリがよく、ファンキーさが気持ちいい。「マイク持ったら俺の勝手、止められるのも俺だけ」というラインが印象的で彼にぴったりな言葉。

BIGZAMをゲストに招いた“1.2.PUNCH(ALBUM VERSION)”はあのSUIKENが引き立て役に回っている。このころのBIGZAMのガラガラした声は正直苦手だけど、好き勝手暴れまわるBIGZAMのフローを上手くまとめあげているSUIKENに好感がもてる。

“THE LIGHTS(VACA)”の疾走感は文句無い。指を鳴らしながら体をゆらしたくなるトラックに、飛行機に乗ってる情景というテーマはなかなかの相性。SUIKENと飛行機の相性はよさそうだ。両方飛んでるから。
結局最後は「やりたい放題」で締めるあたりが彼らしい。

最後の“APOLO”は何回聞いても飽きない面白さがある。
DJ TOSHIKI DA HARDBOPの機械的なギコギコしたトラックにSUIKENの跳ねるようなライムが、近未来的な世界を空飛ぶスクーターで駆け回っているような感じだ。短い曲ながらこの先を期待させるには十分。
と、まんま引用したけどそのとおりなのである。このアルバム一番の曲は誰がなんと言おうとこのAPOLOだ。

DJ TOSHIKI DA HARDBOPのトラックが全体的に好印象。SUIKENの曲は正直評価しにくいが、アルバムから溢れてる機械的な無機質な音は、変化自在な彼とは対極な存在であることも確か。それが意外と相性がいいのも面白い。
SUIKENという男、やはりこちらが何を求めているかわかっている。そして、それを微妙にずらしてくるのが憎い。“カンバン(ONE)”のフリースタイルはかなりクール。
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